セックスのときにどうしても勃たなかった経験はありますか?
「このまま彼女に嫌われるかもれない」
「また勃たなかったらどうしよう……」
「疲れていないのに、なぜか勃たない」
などと不安を抱える男性も多いのではないでしょうか。
そこで、セックスで勃たないときの対処法と勃起不全になる原因や改善方法をご紹介します。
性欲があるのに勃起しないのは、心理的な要因も考えられます。勃たない自分を情けないとは思わずに、少しずつ勃起不全を改善していきましょう。
勃たないときは愛撫から
挿入時に勃たなければ、前戯からやり直すのがおすすめです。雰囲気作りからやり直すのは、少し気が重いですが、前戯に時間をかけて徐々に気持ちを高めましょう。
勃たないことに不安に感じても、心配はいりません。あなたに必要なのは、目の前のパートナーを精一杯愛することです。挿入を無理におこなわず、前戯をお互いにじっくり楽しみ、リラックスした状態を作りましょう。
たとえ挿入時に勃起できなくても、彼女はあなたのことをすぐには嫌いになりません。彼女も愛するパートナーのためなら、前戯に付き合ってくれるでしょう。
また、前戯に時間をかけることでお互いにセックスの満足度もあげられるでしょう。女性器が濡れやすくなれば、挿入時の性交痛も避けられます。
前戯の際に注意しておきたいのが「勃起しないと」と、自分にプレッシャーをかけすぎないことです。プレッシャーがかえってストレスになり、ペニスが萎えてしまいます。ですので、リラックスしながら前戯に集中しましょう。
勃たない原因
男性器が勃起するためには性的な刺激以外にも、身体的や心理的な要素が必要です。挿入時に勃たなかったり、勃起力が持続しないのには、以下の要因が考えられるでしょう。
加齢による男性ホルモンの減少
勃起の持続時間、頻度、硬さには男性ホルモンである「テストステロン」が大きく関わっています。
筋肉や骨を強くしたり、生殖機能を維持するテストステロンは、20代をピークに加齢とともに減少します。そのため年齢を重ねると、テストステロンが十分に分泌されなくなり、勃起しにくくなるのです。
しかし、勃起できない原因はテストステロンの減少だけではありません。
そもそも勃起は、性的な興奮が神経に伝わり、ペニスにある動脈が大きく広がってペニスの血液量が増えた状態です。しかし、年を追うごとに血管が細くなるため、ペニスに十分な血液が送られません。その結果、勃起力が持続しにくくなります。
また、年齢を重ねると体の筋肉量が減少するように、勃起を支えている筋肉も衰えます。加齢による男性ホルモンの減少、ペニスへの血液量の減少、勃起に必要な筋肉の衰えが勃起しにくい原因と考えられるでしょう。
心理的なストレス
20代〜30代の男性は、心理的な要因で勃起しにくくなる場合もあります。心理的要因とはストレスや不安のことです。
「セックスしたけど、彼女に満足してもらえなかった」
「小さい頃に性に対してトラウマがある」
などのセックスに対しての不安が、無意識で勃起することに影響を及ぼしています。
また、仕事やプライベートで気がかりなことがある場合も、勃起することに歯止めをかけているでしょう。勃起はそれほどデリケートなものです。性的な興奮以外にも、精神の安定、身体の健康がなければ勃起するのは難しいでしょう。
生活習慣
偏った食生活や運動不足が続くと、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になります。脂っこい食事をし続けたり、タバコを1日に何本も吸っていると生活習慣病になりやすいでしょう。とくに、生活習慣病の一種である高血圧は、血管障害を引き起こします。
勃起の状態になるためにはペニスへの血流量が重要になってくるわけですが、高血圧になると動脈の血管が硬くなり血管が縮小します。そのため、血液がペニスにうまく行き届かなくなり、勃起しにくい状態になるのです。
糖尿病は血管障害を引き起こすだけでなく、神経にも影響を及ぼします。神経に障害をきたすと、脳から発信される勃起指令の伝達が鈍くなり、勃起しにくくなるでしょう。
オナニーのしすぎ
挿入時にうまく勃たないのは、オナニーのやり方にも原因があります。
オナニーのしすぎによる勃起不全でもっとも多い理由が「刺激に慣れること」です。オナニーをするときにペニスを強く握ってピストンしたり、硬い床や壁にペニスを押し付けていると、ペニスが強い刺激に慣れてしまいます。
また、アブノーマルなセックスをするAVやアニメなどでオナニーをしていることも勃起しづらくなる原因の一つです。
このように、オナニーでペニスに強い刺激を加えていると、ノーマルなセックスでは興奮できず、ペニスが萎えてしまいます。
勃起不全の改善方法
お金を払って医療機関で治療を受ければ勃起不全を改善できますが、もう少し手軽に改善したい人も多いのでは?以下では、体内から根本的に勃起不全を改善するための方法をご紹介します。スムーズに勃起するために、まずは身体の調子を整えましょう。
食習慣を見直す
勃起不全を改善するための第一歩として、食習慣を見直しましょう。脂っこい食事や塩分の多い食事を続けていると、糖尿病や高血圧になります。
そのため、勃起不全の改善には血液の循環を良くし、血液をサラサラな状態に保つことが必要です。とくに魚、野菜、納豆などの食材は血液をサラサラにするともいわれているので、日々の食事に取り入れると良いでしょう。
野菜が嫌いな人は、お肉を野菜で巻いて食べると、効率的に野菜を摂取できますよ。勃起力をアップさせる食べ物としてはレバニラがおすすめです。レバーは精子の形成に必要なタンパク質や亜鉛を含み、ニラには血流を良くするアリシンという成分が含まれています。
レバニラを食べれば、勃起不全の改善に必要な成分を効率よく摂取できますよ。
運動をする
男性ホルモンの一種であるテストステロンは年齢とともに減少しますが、運動することでテストステロンを活性化できます。テストステロンを維持できれば、生殖機能や筋力も維持できるでしょう。
勃起不全に効果的なのは、スクワットのような下半身を鍛える運動です。スクワットで下半身を鍛えれば、セックスのときも疲れにくくなります。まだ運動になれていない人は、1日20回3セットを目安にしておこなうと良いでしょう。
下半身を鍛える運動としてサイクリングもありますが、反対に男性器を圧迫することになり血流を悪くします。サイクリングで下半身を鍛えるのであれば、1時間程度にとどめておきましょう。
サプリメントの活用
サプリメントを服用すれば勃起不全を改善できるでしょう。サプリメントを選ぶ際は、亜鉛を含んだものを選びましょう。亜鉛は精子形成や性欲に関わる成分です。
ただし、亜鉛のみを摂取する場合は1日10mg(18歳〜69歳の男性の推奨量)までにとどめておきましょう。亜鉛の過剰摂取は健康障がいを引き起こす可能性があります。普段の食生活で亜鉛の摂りすぎを心配する必要はありませんが、サプリメントとして亜鉛を摂取する場合には注意が必要です。
医療機関の受診
食生活の見直しや運動を取り入れることで、勃起不全が改善されるでしょう。しかし、自分で改善するのには限界があります。また、自己流で勃起不全の改善方法をおこなうと、重篤な病気になる可能性もあるでしょう。自分で改善することに限界を感じたら、すぐに医療機関に相談しましょう。
勃起不全を専門に受診するのであれば、ED専門クリニックがおすすめです。ED専門クリニックで主流の治療法は、内服の治療薬です。ED(勃起不全)の治療は進化しているので、EDはいまや治りにくい疾患ではありません。心配事があれば専門医に相談しましょう。
勃たないときの伝え方
彼女を満足させたくても勃たない場合がありますよね。頑張って勃起を維持しようとして余計な力が入り、さらにペニスが萎えてしまう人も多いでしょう。以下では、勃起しないときの伝え方をご紹介します。
素直に勃たないと伝える
何をやっても勃たないときはとパートナーに正直に伝えましょう。ただ、勃たないことを伝えるだけではパートナーも不安に感じますよね。そのときは、自分が勃たない原因は彼女ではないことを伝えましょう。相手を思いやる気持ちが大切です。
挿入主義から自分を解放する
セックスはお互いの信頼関係を構築するうえで大切な行為です。しかし、必ずしもセックスだけが彼女を満足させるとは限りません。もし、挿入がうまくできないのであれば”触れ合い”を意識すると良いでしょう。
余計なことは考えずに、ただ目の前のパートナーを見つめて抱きしめあったり、キスをしたりと相手を愛する気持ちが大切です。愛する気持ちが伝われば、パートナーの心は満たされます。挿入主義から解放されれば、勃起不全の悩みもなくなりますよ。
また、添い寝にはストレスを緩和し、幸せを感じる効果があります。「愛してる」「大好きだよ」といった言葉も、ベットの上では気軽に言い合えるでしょう。イチャイチャするだけでも彼女を十分に満足させられます。
まとめ
挿入できないのは男のプライドが傷つきますよね。どうしても勃起しない場合は、愛撫からじっくり楽しむのが良いでしょう。
勃起不全の改善方法として効果的なのは4つです。
・納豆や野菜を食事に取り入れる
・スクワットやバイクなどで下半身を鍛える
・亜鉛を含んだサプリメントを服用する
・ED専門クリニックを受診する
勃起不全に悩んでいる人は、改善方法を実践しつつ、挿入主義の考え方を改めましょう。セックスは挿入だけではありません。パートナーと触れ合い、お互いに愛し合うことが大切です。
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